キャンプでアイデア発見!酒熟成キット#酒ハック開発秘話②

キャンプでアイデア発見!酒熟成キット#酒ハック開発秘話②

…①の続きです

アイデアに詰まり、どうしようもなくなったので、気持ちをリセットするためにキャンプへ向かいました。

 

・焚火を眺めていると不思議とアイデアが湧いてきました。

 

酒ハックを開発初期に、スギやヒノキをくり抜いて酒熟成ボトルを作る試みをしていましたが、うまく行かず、困り果てていた時のことです。
(その頃の秘話はこちらで読めます。)

流木や落ちている枝を集めて焚火をしていたところ、その中にとても良い香りのする木がありました。

ふと「この香りは酒に合う」と思い、焚火の香りをつまみにウイスキーを飲んだところ、木の香りとお酒の味わいがびっくりするほどマリアージュ!

木は焦がした方がお酒に合うと気が付きました。

もともと私自身がお酒好きだったこともあり、実際の樽でもお酒の風味や香りを高めるために樽の内側を焦がす「チャーリング」と呼ばれる処理を行っている事を思い出しました。

また、木でボトルを作るのではなく、ボトルの中にお酒と一緒に木を漬け込んでしまえば、強度や入手性の関係で樽に使う事のできない木でも樽熟成と同じような効果が得られるのでは…??

酒の回った頭にしては良いアイデアが出てきました。

 

・開発にかける思い

酒ハックプロジェクトのある静岡県は林業が盛んで、全国有数の家具の産地でもあります。

木材の商流があり、北海道や東北などの銘木が沢山入ってきます。

その一方で、家具を製作する過程では、寸法を合わせるためにカットされたり、木に節や割れがあったり、合わせる板とわずかに色味が違うだけで使うことができない余材が出てしまいます。

銘木の品質は一級品であるにもかかわらず、そのまま捨ててしまうのはもったいない。

木工所や材木商、林業に関わる人の困りごとを解決し、お酒好きの人が喜び、関わる人全てを幸せにできる商品を作りたい。

今でも本気でそう思います。

木工所や材木商の伝手を頼り、香りの良い木を20種類以上入手しました。

焼き加減や漬ける時間、木のサイズや組み合わせるお酒を変えながら、味わいと熟成の速さにこだわり何パターンも試飲を行う毎日が続きました。

試作品の中には、木だけでは良い香りがするのに、お酒と合わせた途端に地獄みたいな味になる木もありびっくりしました。

ソムリエや元バーテンダー、酒好きの友人などの意見を得ながらお酒を美味しくする効果のある木を7種類に絞り込みました。

 

開発にあたっては、お酒にあまり詳しくない方にも木の味や香りを手軽に楽しんでいただけるようなプロダクトの完成を目指しました。


実はすでに、木の味や香りをお酒に移して楽しめるような商品自体は世に出回っています。

しかし、長期間漬けこまなければ木の味や香りが移りにくかったり、お酒が容器から漏れてしまったりと課題が多いのも事実でした。


そこで、熟成を”より早く”、そして誰もが”お手軽に”楽しめるような工夫が求められていると感じていたのです。

他にも、中のお酒が容器から漏れないようボトルの素材にはガラスを採用。

容器が透明なので、熟成過程の変化を見る楽しみ方をしたり、インテリアとしてお手持ちのお酒のボトルと一緒に飾ったりしていただけるようにしました。

 酒ハックの銘木の試作品の写真です この頃は1本づつ手作業でカットしていたので形も不ぞろいでした
↑試作品です。製品版と樹種が少し違っている上に、サイズや焼き加減を手作業で調整していたので、大きさも不揃いです。

 

このような工程を何度も繰り返し、少しづつ改良を重ね、現在の酒ハック基本セットが産まれました。

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