世界的に高い評価を受けるミズナラ樽熟成のジャパニーズウイスキー
Apr 01, 2024
ウイスキーの熟成樽に使われる樹木「ミズナラ」。
数あるウイスキーの中でも希少性が高く、人気のあるのがミズナラ樽熟成のウイスキーです。
白檀や伽羅といった線香にも使われる香りが感じられ、日本人に馴染みの深いフレーバーが特徴です。
【目次】
1. ミズナラがウイスキーの熟成に利用されたきっかけとは
2. 高級な材木の中でも間引かれた木を有効活用する#酒ハック
3. 樽で熟成するには長い年月とコストを要する
4. ミズナラの銘木で究極のウイスキーを完成させる
1.ミズナラがウイスキーの熟成に利用されたきっかけ
かつて日本では、ウイスキーの熟成にアメリカからバーボンの熟成で使用した中古のオークの樽を輸入し使用することが主流でした。
そんななか、太平洋戦争によりオーク樽の輸入が困難になったことがきっかけで、代用としてミズナラの木を採用することに。
日本でも北海道や東北に自生する樹木ですが、加工が難しいゆえに数も少なく、コストも高い。他の木材での代替が困難だったため、白羽の矢が立ったのです。
ミズナラを樽に加工して熟成を進めることになったウイスキー。
熟成には困難を極めましたが、偶然にも元々使用していたオーク樽に比べ、ミズナラ樽は日本人の好みに仕上がりました。
今では数十年前のものがオークションで80万円ほどの価格が付けられるほど高価なものも存在しています。
ミズナラ樽熟成ウイスキー世界各国に高く評価され、日本のウイスキーを象徴する存在となりました。
(出典:Yahooオークション)
2.希少なミズナラ材を有効活用する#酒ハック
ミズナラはオークよりも高級な素材だということに加え、現実的な資源不足という原因もあり、木材の価格は年々上昇。
ミズナラ樽で長期に熟成したウイスキーは大変貴重な存在です。
質の良いものは酒造メーカーや家具メーカーからも高い需要があります。
大きい樽や家具をつくるためには、どうしても穴や割れのない板が必要となります。
割れていたり、節穴があったり、現実的に利用できないものは端材とならざるを得ません。
木材の取引は丸太のまま行われるため、中の状態までは把握できず、業者の目利きにより予想しながら仕入れをしているのが現状です。
酒ハックでは、そんな木材の中でも利用できず間引かれた素材を優先して使用しています。
例え一枚板として使用が出来なくても、割れや節穴などの欠陥点さえ取り除けば、限られた資源を有効活用することも可能。
瓶に入れられるサイズだからこそ、自宅で手軽に銘木を使った熟成が叶うのです。
3.樽で熟成するには長い年月とコストを要する
一般的にミズナラ樽では、10年ほど熟成させて初めて美味しいウイスキーへと仕上がります。
しかし、熟成をかければかけるほど手間も時間もかかり、コストも上昇。
とは言っても、根気よく熟成をかけなくても、ウイスキーとして出荷出来てしまうのが現状です。
酒造メーカーからしてみれば、長期熟成をしなくても売れるのなら「それなりに美味しいウイスキー」を出荷してしまいたいはず。
現に樽に寝かせ在庫として抱えていれば、年間で2%〜3%は蒸発してしまうのです。
経済的な合理性で考えると短い熟成で上手にブレンドして商品にし、消費してもらいたいのが本音ではないでしょうか。
早期出荷のために用意されたウイスキーも少なくはないのかもしれません。
しかし#酒ハックを使えばミズナラの銘木を入れるだけで翌日でも味わいが変化し、まろやかになっているのを感じられるはずです。
さらに1ヶ月もすれば「普段のウイスキーが別物のようになった」と、利用者様の声もいただいています。
4.ミズナラの銘木で究極のウイスキーを完成させる
偶然の賜物で出来上がったミズナラ樽熟成のジャパニーズウイスキー。
日本らしいウイスキーを誕生させた原点の樹木と言っても過言ではありません。
高級と謳われるウイスキーには、ミズナラの樽で熟成させたものを含まれていることがほとんど。
海外のオークとは香りの成分が異なり、日本人に親しみやすいフレーバーです。
リーバスリーガルがミズナラ樽で熟成させた原酒をブレンドした商品を出すなど、国内のみならず海外からもミズナラ樽は注目されています。
酒を発酵させる桶にミズナラを使用するイチローズモルトなどのベンチャーウイスキー企業や、ミズナラの樽を使って泡盛や焼酎を熟成しているメーカー存在するほど。
もちろん、#酒ハックのキットを使って焼酎・泡盛などの熟成も楽しんでみるのもおすすめです。
そして、まずは何より#酒ハックのミズナラの銘木を使って、ジャパニーズウイスキーの真の味わいを感じてみてください。
誰でも気軽に熟成が試せて、自分好みの味わいを探してみる。