あの熟成樽に、もう一度“命”を宿す。
本物のジャパニーズウイスキー樽材で仕立てた、特別な酒ハック、始まります。
手にした瞬間、ふわりと香るウイスキーの余韻。
それは、時を重ねてきた木の記憶。
本物だけが持つ、深みと品格。いま、あなただけのグラスの中へ。
▶ ある小さな偶然が生んだ、大きな出会い
とある就労支援施設で、古い樽を分解して家具や木工細工にリメイクしているという話を聞いたのがきっかけでした。
「樽の中には、まだ香りが残っていてね」と、その方がそっと手渡してくれた木片。
鼻を近づけた瞬間、私たちは確信しました。
この木は、まだ生きている。
何年もお酒を見守ってきた樽材が、静かに、でも確かに語りかけてくるような香り。
▶ 樽を“解体”するのではなく、“利く困難を極めましたが、私たちの取り組みに共感して頂き、樽を販売していただく事に。
ひとつひとつ丁寧に樽をほどいていくと、使える木材は限られていましたが、
深く長く染み込んだ香り、滑らかな舌触り、焼けたような琥珀の色味は、どれも唯一無二でした。
大量生産には向かないかもしれない。
けれど、この樽材をもう一度お酒と出会わせたい。
誰かのグラスの中で、また物語を始めてほしい。それだけは、譲れませんでした。
▶ クラウドファンディングという“実験場”で
だから、まずは限定でお届けします。
どれだけの本数が作れるのか、どんな風に使われていくのか、そのすべてを見届けたいから。
「熟成とは、待つことではなく、育てること。」
そう信じる私たちの、新しい挑戦です。
▶ 味わいが、静かに、確かに、変わる
実際に本物の樽材をスティックに加工し、お酒に漬けてみたとき——
驚きました。
香り、色、味。そのすべてが、格段に豊かになっていたのです。
ウイスキーを知る人も、初めての方も、
グラスの中で静かに深まっていく“変化”に、きっとあなたも心が動かされるはずです。
▶ 未来の熟成も、ここから始まる
今回のプロジェクトは、ひとつの夢の始まりでもあります。
いつか、ラムやシェリー、ワインの樽材も活用して、
世界の「熟成文化」を、もっと自由に、もっと手の届く場所へ。
そんな未来を想像しながら、私たちは、今日もスティックを削っています。
あなたの“最初の1本”が、この特別なプロジェクトから生まれますように。
琥珀色に変わった、自分だけの熟成のお酒を見ながら、私たちは考えています。