見えない手で、未来を包む。
ウイズ蜆塚と歩む、酒ハックの物語
クラウドファンディングで2,000人以上の方に支援いただいた酒熟成キット。
その大量生産を支えてくれたのが、浜松市の視覚障がい者支援施設「ウイズ蜆塚」でした。
▶ “うれしい悲鳴”のその裏で
クラウドファンディングで想像を超える反響をいただいた私たちのキット。
支援者の数は2,000人を超え、大きな喜びとともに、納期に間に合わせるという現実的な壁が立ちはだかりました。
「自分ひとりでは絶対に間に合わない」
焦りとプレッシャーの中で相談に乗ってくれたのが、浜松市中区にある就労継続支援B型事業所「ウイズ蜆塚」さんでした。
▶ 見えないからこその“感覚のプロ”
ウイズ蜆塚で働く方々は、視覚にハンディがあるにもかかわらず、
指先の繊細な感覚と集中力で、驚くほど正確かつ丁寧に袋詰め作業をこなしてくれます。
むしろ、目が見える自分たちよりも作業が丁寧で早く、品質にもムラがない。
初めてその様子を見たときの感動は、今でも忘れられません。
大変な量の生産だったにもかかわらず、最後まで前向きに、確実に仕上げてくださったウイズ蜆塚の皆さん。
このご縁がなければ、酒ハックは今のかたちにはなっていなかったかもしれません。
いまでも酒ハック商品の大半はウイズ蜆塚さんに袋詰めやラベル張りをお願いしています。
▶ モノづくりを“共創”に変える
酒ハックは、単なる商品ではなく、人と人がつながるプロセスを含めた体験です。
地元の銘木、手仕事、そして“やさしい雇用”が、この製品には込められています。
ご購入いただいた方には、その裏側にあるあたたかな手と心も、ぜひ感じていただけたら嬉しいです。